「12ユーロで茶碗サイズ」「獣くさい」と某掲示板でディスられたラーメンとは

スペインの身近な情報交換ができる非常に便利な掲示板「アロバ・スペイン」のスペイン探偵局で、ラーメン・ダイニング遊のラーメンがディスられていたことが判明した。

問題となった掲示板のトピックは「ラーメン@BCN」さんが立てたスレッドで、「最近寒くなってきたのでそろそろ暖かいラーメンが食べたくなってきました。」と、お勧めのラーメン店を紹介してくださいという旨のもの。

しかしその次のコメントに「逆にお勧めじゃない店」という名前でコメントを投稿した内容が以下の通り

「ひどかったのはValencia通りの某ラーメン・ダイニングです。

開店当初は結構おいしかったけど久しぶりに行ったら

ラーメンが超ミニサイズ(12ユーロくらいでお茶碗サイズです!)

味噌ラーメンは味がどどっと濃い過ぎるし豚骨かなんかのラーメンは獣臭い。

1年前はおいしかったはずの麺のクオリティもかなり落ちていました。

グラスホッパー等の外国人経営のところと比べてもかなりひどかったです。

美味しいところを紹介できずすみません。

Red Antはこれもありかなと思いましたが日本のラーメンには程遠いでしょうね。」

アムステルダムでも1,2を争う料理の腕を持つ大迫氏は、遊のラーメンを「コーンポタージュの様。 こってりとさっぱりが同居するヨーロッパでもトップクラスのラーメン」と称賛、世界を股にかけビジネスを行っている中山氏も「バルセロナで1番」と豪語していた。

ラーメンの味に対する主観的な判断はさておき、よく日本人の間でも取り沙汰される遊のラーメンの大きさに関してであるが、この店のコンセプトは「飲んでつまんで〆ラーメン」であり、ラーメン”だけ”を楽しむレストランではない。 

ここの店のお寿司は非常に美味しく、そのシャリはバルセロナでは右に出る者はいない。 その他にも肉じゃがコロッケやとんかつ、炙りバターフィッシュのカルパッチョなど、おつまみのバリエーションは多い。 そういったおつまみやお寿司を食べながら呑み、最後に〆としてラーメンを食すというのがコンセプトに合ったこの店の使い方。

では、この「逆にお勧めじゃない店」氏が指摘する12ユーロくらいで茶碗サイズです!という発言を検証しよう。

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写真は左が塩ラーメン(中) 右が醤油ラーメン(大)

中サイズではスープの量は200CCで、麺は90グラム。 大サイズではすべてが倍の量でスープの量は400CC、麺は180グラム。 〆ラーメンとして適量。

〆ラーメンのコンセプトでありながら、ラーメンだけを食べたいという人向けに大サイズをリーズナブルな価格で提供している。

また、「豚骨かなんかのラーメン」とコメントしているが、ラーメンのメニューを見てみる。

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ビーガンラーメン以外全て鳥白湯であるので、豚骨スープは存在していない。

いずれにせよ、「お勧めのラーメン」というトピックに対し、ラーメン・ダイニング遊を間違った情報を提供して非難する姿勢に疑問を感じる。  

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