カタルーニャ州議会議長が議会を中止 カタルーニャ州市民党が黄色いリボンを撤去したため

カタルーニャ州議会は25日、カタルーニャ州市民党のカルロス・カリソサ州議会議員が目の前に置いてある黄色いリボンを外したことを受け、議長がそれを戻すよう求めたにもかかわらずこれに応じなかったため、一時中止したことが分かった。

議会開始時、カリソサ議員は「この議会を学校の校庭のように扱うな」と発言し、州政府閣僚らが座る予定であった場所に置いてある黄色いリボンを外すよう要請。

ただ、キム・トーラ新州首相は内閣閣僚に2人の逮捕拘束中の議員とベルギーに逃亡中の議員を指名したため、憲法155条により正式な閣僚の就任は見送られており、決定していない。

しかしながら、独立派会派らはその議席に「政治犯の解放を求める」シンボルである黄色いリボンを設置。

カリソサ州議会議員は一度黄色いリボンを撤去するも、反資本主義を標榜する人民統一(CUP)の議員に再び同じ場所に設置される。

これに対し同議員は議長に対し黄色いリボンを撤去するよう強く要請。 独立派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)のロジェール・トレント州議会議長は「今議論されている議題が終ったらその話をします。」と返答。 カリソサ議員は「この場所に座る議員はまだ決まっていない。 校庭のように扱うな」と返答し黄色いリボンを撤去。 この行為に対し議長は「今すぐ黄色いリボンを元に戻しなさい。 そうしなければ議会を中止します。」と発言し、中止を宣言。

因みにアムネスティ・インターナショナルが発表したところによると、スペインに良心の囚人は存在しないとのこと。 議長の中立的な立場から逸脱した行動を批判する声が上がっている。

その時の映像

PR//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

コメントを残す