CASA ASIA本部が旧サンパウ病院からグロリアスに移転へ 州政府からの予算下りず

地元メディア”ラ・バングアルディア”が報じたところによると14日、バルセロナ市旧サンパウ病院にあるカサ・アシア本部がトーレ・アグバル(旧水道局本部)近くに引っ越しすることが分かった。

報道によると、移動先はBolívia通り56番、旧電気通信市場委員会(CNMT)元本部のビルで、他の公的機関とオフィスを共用する予定。

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カサ・アシア本部の移転は6月に完了する予定。

カサ・アシアはアジア文化交流センターとして2001年にスペイン中央政府外務省機関として設立、ディアゴナル通りのBaró de Quadrasビルに開館していた。  予算は中央政府60%、州政府20%、バルセロナ市20%の比率でまかなわれていた。

しかしながら、2009年から世界金融危機のあおりを受け経済的問題により2013年に本部を現在の旧サンパウ病院(年間賃貸料金15万ユーロ)に変更していた。 この時、ディアゴナル通りのビルを2016年まで借りる契約を結んでいたため、違約金270万ユーロが発生。

カサ・アシアは経費削減を余儀なくされ、当初いたカサ・アシア職員の52人から、現在の23人へ削減。 また、予算も2001年の300万ユーロから、現在は200万ユーロに予算が削減された。

カサ・アシア本部が本部を再度変更する背景として、州政府からの予算未払いがあげられる。 2016年には、中央政府から1,021,000ユーロ、市役所から592,000ユーロ支払われていたが、2015年末アルトゥール・マス元州首相は州負担額を下回る340,000ユーロを支払うと約束。 しかし実際にはさらに少ない90,000ユーロしか支払われなかった。 サンタ・クレウ・サン・パウ病院財団との間で交わされた賃貸契約は、2015年3月で期限が切れ、バルセロナ地裁はカサ・アシアに対し立ち退き命令を出した。

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これに対し、カサ・アシアはカルレス・プッチデモン前州首相にクレーム出したものの、2016年度予算案にはカサ・アシアへの予算は組み込まれていなかった。 前州政府(憲法裁判所より、違憲であると判断された)外務相ラウル・ロメバは、この件に対し理解したうえで予算を盛り込んでおらず、何か他の解決策があるか探っていたとのこと。

ただ、この旧サンパウ病院は、州政府、バルセロナ市役所が事務を担当しているCapítulo Cardenalicioが管理しているため、州政府とバルセロナ市役所は債権者でありながら、同時に債務者である状況が生じていた。

カサ・アシア職員の情報によると、カサ・アシアは中央政府と州政府の政治的対立の被害者であると報道されている。
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