カタルーニャ州議会が州内閣法の修正法案を可決 州議会に出席しなくても次期州首相として任命できるように

カタルーニャ州議会は4日、州内閣法修正法案を賛成70票で可決、次期州首相候補が州議会に出席しなくても次期州首相として任命することができるようになったことが明らかになった。

PR//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

今回の内閣法修正法案は独立派会派一緒にカタルーニャのために党(JxCat)が議会に提出したもので、JxCat、カタルーニャ共和主義左翼(ERC)、人民統一候補(CUP)の賛成票(合計70票)で可決した。 反対票を入れたのはカタルーニャ国民党、カタルーニャ市民党、カタルーニャ社会労働党、コムン(ポデモス党)で、合計64票。

PR//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

ロジェール・トレント州議会議長は今年1月、当時ベルギーに逃亡していたカルラス・プッチダモン前州首相被告人を次期州首相候補に指名していたが、憲法裁判所は州首相候補者が州議会に出席しなければ憲法違反であるとの判断を下していた。

しかしながら今回州議会は、州政府内閣法を修正し州首相候補者が州議会に出席しなくても州首相として任命することができる法案を可決した。 これにより、憲法違反であるにも拘らず修正法案を可決したため、独立派会派ERCは「これを批准するかどうかはわからない。」とし、また同じ独立派会派JxCatも次期州首相候補を誰にするか明確に示していない。 今週末にJxCat代表者らがベルリンに渡航しカルラス・プッチダモン前州首相被告人と会談をする予定で、その場で次期州首相候補を決定する可能性が高い。 

スペイン中央政府は今回可決された修正法案が憲法違反であるとし、憲法裁判所に対し訴え出る構え。

因みに、外国に逃亡しているトニ・コミン、カルラス・プッチダモンの他、マドリードで逮捕拘束されているオリオル・ジュンケラス、ジョルディ・トゥルイ、ジョルディ・サンチェスなども今回の修正法案により次期州首相候補の対象となる。

また、今回賛成票70票であったが、この内2票は外国に逃亡しているトニ・コミン前州保健相被告人とカルラス・プッチダモン前州首相被告人の票であるが、この二人の票は州議会で投票することはできないと憲法裁判所は判断を下していたが、州議会は有効であるとの判断を下している。 これに対し市民党はこの二人の票は憲法違反であると憲法裁判所に訴え出る構え。

5月22日までに次期州首相が選出されなければ自動的に再州選挙となる。

PR//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

コメントを残す