デンマーク・コペンハーゲンの大学で開催される討論会に出席するため、ベルギーからデンマークに渡航したカルラス・プッチダモン前州首相被告に対し、スペイン検察が最高裁判所に対し、欧州逮捕状を発令するよう要請していた件で、最高裁は22日欧州逮捕状を発令しない決定を下したことが分かった。
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最高裁判所パブロ・ヤレナ裁判官は22日、検察当局の要請に対し欧州逮捕状発令を見合わす判断を下した。 その理由として「カルラス・プッチダモン前州首相被告がデンマークに渡航し、その際に逮捕拘束された場合、州議会で同被告の投票権を他人に委譲することができる可能性があるという戦略である。」とし、”敢えて”欧州逮捕状発令を見合わせたとのこと。
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ヤレナ裁判官によると、同被告は外国で逮捕拘束されることにより、現在不可能とされる”州首相候補指名議会”(Investidura)への出席を、逮捕拘束された欧州国の法に則ることにより、拘束が免除され出席できる可能性が出る、もしくは投票権を委譲することができる可能性が出てくるという戦略をとっているため、如何なる可能性も排除するため、欧州逮捕状発令を見合わせた。
一方、スペイン検察当局の要請は「理にかなっている」と擁護もしている。