村上春樹がスペインの権威ある文学賞であるアストゥリアス王女文学賞(2014年まではアストゥリアス皇太子文学賞)を受賞したことが分かった。同文学賞では、日本人としては初めて受賞した。
「彼は現代文学の優れたランナーです。彼の作品は普遍的であり、日本の伝統と西洋文化の遺産を野心的かつ革新的な物語に融合させる能力を持っている」と、文学賞の審査員は評価。同時に、「彼は私たちの時代の重要なテーマや葛藤を表現してきました。孤独、存在の不確かさ、大都市における非人間化、テロリズム、そして身体のケアや創造的な活動に対する反省など」とも評価している。
4月13日同氏の最新作「街と不確かな壁」(『La ciudad y sus muros inciertos』)に関して、スペインでの出版予定はまだ発表されていない。
同文学賞の賞金は5万ユーロ