ペドロ・サンチェス首相は6日、現在発令されている、国家の非常事態に際し市民の権利を一部規制することができる警戒体制(Estado de alarma)の終了を5月9日に設定する意向を発表したことが分かった。
ペドロ・サンチェス首相は2021年4月6日に行われた緊急閣僚会議後、記者会見を行い、新型コロナウイルス感染拡大により2020年3月15日より発令された警戒体制を2021年5月9日に終了する意向であると発言。
発表によると、現在ワクチン接種が進んでいるスペインでは、5月3日までに500万人のワクチン接種が完了する予定のほか、8月末までに人口の70%に当たる約3300万人がワクチン接種を完了する予定とのこと。 今後ワクチン接種数は加速する予定で、6月1週目に1000万人、2週目に1500万人、6月末までに2500万人がワクチン接種を完了する見込み。
首相によると、4月から6月の間にジョンソンエンドジョンソン子会社Jassenから3800万回分のワクチンのほか、モデルナ社、アストロゼネカ社、ファイザー社などからも第一四半期から届いた量の3.5倍のワクチンが届く予定。