バルセロナ 警戒事態発令中  電車への落書き 被害総額22百万ユーロ 99人を逮捕

地元メディアの報道によると11日、スペイン国営鉄道(RENFE)とバルセロナ地下鉄の車両に落書きをし、2千2百万ユーロの被害を出したとして99人が逮捕されたことが分かった。

今回の捜査はスペイン国家警察とモススダエスクアドロ自治州警察の共同捜査で2019年9月より開始、オペレーション・デスペルタールと名付けられた。

報道によると、カタルーニャ州では2017年から2019年の間に落書きなどの器物破損通報件数が6,741件あったとのこと。

今回の捜査は2回のフェーズに分けて行われ、最初のフェーズでは、カタルーニャ州外に住んでおり、バルセロナに移動し落書き等を行っていた容疑者ら51人を逮捕。 

その後モススダエスクアドロ自治州警察の協力の元、バルセロナ県、タラゴナ県、ジローナ県に住む48人の容疑者を逮捕したとのこと。 

このほか、国営鉄道の窓口係が逮捕されたほか、イタリアのミラノからバルセロナに落書きをしに来たところ、バルセロナ国際空港で逮捕された者もいた。

落書きを行う者らの間では、バルセロナは鉄道に落書きがしやすい場所であったと証言していたと報道されている。

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