地元メディアの報道によると11日、メリリャ自治都市裁判所において、ある労働者の警戒事態発令中における長期休暇は無効とし、その期間の休暇は別に取得することができると判断を下したことが分かった。
これは、スペイン労働組合UGT工業・建設・農業組合代表が、メリリャ自治都市にあるITV(車検)に関する企業を相手取り、そこの労働者が警戒事態発令中の今年3月20日から4月5日まで取得したバケーションに関して、それが無効であると訴え出たものに関する判断。
判決文には「取得した長期休暇が不可抗力(Fuerza mayor)によって直接的に影響を受けた場合、その労働者は休暇を楽しむ権利を保持しなければならないと考えられる。」(Al verse afectada la trabajadora por una causa de fuerza mayor que condiciona de modo directo sus vacaciones, se considera por lo expuesto, ha de conservar su derecho a disfrutar las mismas)と宣言された。
この判断に対しUGTは「とても重要な勝利」と位置づけ、外出禁止令(Confinamiento)はバケーションではないと指摘、「休養、旅行、外食、社会や家族との交流は、如何なる強制も受けることはできない。」と発言した。