コルテス称賛とメキシコ側の反応
マドリード州のイサベル・ディアス・アユソ知事が、メキシコ市でスペインの征服者エルナン・コルテスを称賛する集会に参加したことで、メキシコ国内で大きな波紋を呼んでいます。この集会は、メキシコ市クアウテモク区の区長(PAN所属)と共に開催されました。メキシコ大統領府からは「ファシスト」との強い非難の声が上がり、歴史認識を巡る対立が再燃しています。
カトリック教会の距離
当初、この集会はメキシコシティ大聖堂での開催が予定されていましたが、カトリック教会側が「歴史的な人物の評価は複雑であり、教会としては中立の立場をとる」として、イベントとの距離を置く声明を発表しました。これにより、集会の場所は変更されました。
日本の読者への解説
エルナン・コルテスは、16世紀にアステカ帝国を滅ぼし、スペインによるメキシコ征服の中心人物です。メキシコでは、その功罪を巡って長年議論が続いており、特に先住民の視点からは「侵略者」として否定的な見方が根強いです。一方、スペイン国内、特に保守層の一部には、コルテスをスペイン帝国の拡大に貢献した英雄とみなす向きもあります。今回のマドリード州知事の発言は、こうした歴史認識の対立が、現代の外交問題にまで発展する可能性を示唆しています。





