スペイン コロナウイルス 明日非常警戒体制再発令へ

地元メディアの報道によると明日25日日曜日、新型コロナウイルス第2波感染拡大抑制のため、一部自治州に対し非常警戒体制を発令する準備を進めていることが分かった。 現在分かっている対象地域はバスク州、カタルーニャ州、カンタブリア州、アストゥーリアス州、エストレマドゥーラ州、リオハ州、ナバーラ州、カスティーリャ・ラ・マンチャ州、バレンシア州、メリリャ自治都市。

これは、先日中央政府と各自治州政府で行われたテレビ会議で、非常警戒体制(estado de alarma)発令に関する意見交換が行われた際、バスク州、カタルーニャ州、マドリッド州らが発令に反対し、中央政府が全国一斉に発令することができなくなり、「各自治州政府が中央政府に対し非常警戒体制発令を要請」した地域にのみ発令することにしたため。  この会議ではバスク州、カタルーニャ州、マドリッド州が「非常警戒体制発令に伴うペドロ・サンチェス政権の権限拡大」に反対していた。 ただ、その後バスク州とカタルーニャ州は非常警戒体制の発令を要請している。

現在スペインでは各自治州政府が独自の感染予防対策を取っているが、「人の移動に関する規制」が基本的な市民の権利を侵害するとして、各自治州高等裁判所がその部分だけ「法的根拠がない」として批准を避けてきた。

しかしながら各自治州は夜間外出制限という「人の移動に関する規制」を実施する意向を示しており、この法的根拠を獲得するためには中央政府が非常警戒体制を発令しなければならない。 そのため、各自治州は中央政府に対し部分的(各自治州に対する)非常警戒体制発令を要請している。

飲食店でテイクアウトのみの営業が許可されているカタルーニャ州は先日州政府内務大臣が「夜間外出制限実施となれば、飲食店の時短営業を認める構えだ。」と地元ラジオ番組で発言していた。

スペインでは一日あたりの新規感染者数が19,000人を超え、「累計」の感染者数が100万人を突破。 しかしながら若者が多く感染しているたおめ、死亡者数は低水準であると指摘されている。 また、多くの地域で7人以上の集会などが禁止されているが、日本人が逮捕されるなどの違法なパーティーなどが横行しておりクラスター発生の原因となっている見方もある。

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