地元メディアの報道によると8月16日午後(18時)、スペイン首都マドリード市のコロンブス広場(Plaza de Colón)において、マスク着用義務に対する反対デモが行われ、約2,500人が参加した。
参加した人たちは口々に「嘘のテスト」「偽陽性テスト」「嘘つき」「虚偽」「やりすぎだ」等とシュプレヒコールを上げ、プラカードには「自由を」「恐怖感こそがウイルスだ」「情報操作されたテレビ報道」などが掲げられた。
また、世界的にも有名なスペイン歌手のミゲル・ボセは、自身のツイッターでこの集会に出席する意向を発表したが、結局現れなかった。
デモ集会の会場入り口では、警察官がひとり一人マスクを着用しているか監視したが、その後運動参加者はマスクを外していた。
参加者は
「周りに人がいないにも拘らずマスクをしなければならない。 私はそのようなときはマスクをつけない。」
「これは世界的なメディアを利用したテロ事件。 社会に恐怖を植え付けた。」
「もう警報は(alarmaは)存在しない。 それは過去のものだ。 健康な人が24時間意味もなくマスクを着用しなければいけないのはこりごりだ。 我々は我々の権利に基づき仕事に行き、勉強し、普通の生活に戻りたいのだ。」
「パンデミックは嘘だ! パンデミックは存在しない。 病院を見てみろ。空っぽだ。2015年のインフルエンザによる死亡者は新型コロナウイルスより多くの人を殺した。 メディアが情報を操作しているのだ。」
「このウイルスは存在しない。 これは昔から存在した風邪で、今まで我々の自由や権利を奪わなかった。 これは、エリート層の謀略だ。」
等と語った。
このデモ集会に対し、在マドリード市中央政府代表府(delegado del gobierno en Madrid)のホセ・マヌエル・フランコ代表は、マスク着用義務違反を犯した市民に対し、「最大限の罰則を与える」と地元ラジオで明言した。