地元メディアの報道によると13日、新型コロナウイルスの感染拡大再発が懸念されているカタルーニャ州で、州政府が本日13日月曜日からリェイダ県Segria地区への都市封鎖決定に対し、リェイダ地方裁判所はこの決定を認めないと発表した。
地方裁判所の発表によると、現在同地方で確認されている新型コロナウイルス感染者は、11人が企業従事者で、そのうち2人は異なった自治体に住んでおり、いずれも自宅隔離を行っていることから、差し迫って同地方を都市封鎖する必要はないし、同地方を都市封鎖するための客観的な情報およびその目的が同州政府から明示されていない他、更に都市封鎖を行う場合は中央政府が「非常警戒体制」(Estado de alarma)を発令した状況下出なければならないとのこと。 裁判所はまた、必要であればカタルーニャ州政府は中央政府に対し同地区に対し特例で非常警戒体制を発令し、都市封鎖を行うことができると指摘した。
カタルーニャ州では11日から12日にかけての24時間で81人の感染者を確認、14日間で2,659人(スペイン全体では5,396人)が新たに感染したことが、スペイン厚生省の発表により分かっており、第2波の懸念が広がっている。