マドリード市内の国際展示場IFEMAに設置された臨時仮設病院が今日から撤収されることが現地メディアの報道により分かった。 3月21日から約4千人以上の患者を受け入れていたとのこと。
マドリード州イサベル・ディアス・アユソ州首相は今週水曜日にIFEMA臨時病院の閉鎖を決定、コロナウイルスの拡大流行をせき止める要として「奇跡(の病院)」と賞賛した。
IFEMA臨時病院は、第7、第9、第10パビリオンを利用していた。 患者数減少により、すでに第7パビリオンは撤収されている。 一部施設はマスクなどの医療関係品の配送拠点の一部としてしばらく利用される予定。
アユソ州首相は「世界中、1000床を同時に収容し診ている病院は何処にもない。」と評価した。
IEFMA臨時病院は1,350床を有しており、4千人以上の患者を収容、17人が死亡していたとのこと。
アントニオ・サパテロ臨時病院所長は昨日「現在22人の患者のみが残っている。 この病院で回復させたのは全体の99.1%である」と語り、結果に満足している模様。
3月21日から設置されたIFEMA臨時病院は、第7、第9パビリオンが使用されていたが、当時は通常の病床5,500床、集中治療室500床まで拡張できる計画であった。