地元メディアの報道によると22日、FFP2の基準を満たしていないとして使用中止命令を受けた中国企業Garry Galaxy社製マスク210万枚の購入に、2380万ユーロ、日本円にして約27億8千万円を支払っていたことが明らかになった。
報道によると、Garry Galaxy社製マスクを販売したのは同じく中国企業の仲介業者でHangzhou Ruining Trading社。 同社はこのマスク購入に際し前金で全額支払うよう要請していた。 また、関税やそのほかのコストを含めると合計で約3100万ユーロに及ぶとのこと。
この契約は3月20日に結ばれ、全部で3つのロットに別れていたが、スペインに最初に到着した1ロット目は4月15日。 その後すぐに全国の病院などに配られたが、スペインの研究所がFFP2の基準を満たしていないと警告し、スペイン政府はすぐに使用中止を指示した。
これを受けスペインの医療関係者らはスペイン政府に対し訴訟を起こす構え。