(非常警戒体制発令中)スペイン コロナウイルス  労働・社会経済大臣「通常の経済に戻るには2段階」

スペイン中央政府ヨランダ・ディアス労働・社会経済大臣は17日、記者会見を開き「現在政府は通常の経済活動再開に向け2つの段階を想定しており、それは年末までかかることを想定している。」と発言した。

これにより、バル、レストラン、ホテルなどの観光産業が通常の経済活動を再開できるのは年末からという可能性が出てきた。

大臣によると、まず第1段階として今年の夏から生産セクターの労働者の経済活動再開を段階的に再開し、第2段階は年末までかかるとのこと。

つまり、大臣は第1段階に飲食業界を含む観光産業の再開を視野に入れておらず、年末まで一定の制限が課せられる可能性が示唆された。

しかしながら、大臣はこの後地元メディア(el Mundo)に対し、こういった決定は現在厚生省に権限があり、労働・社会経済省には無いと付け加えた。

スペインでは3月に約83万人が失業、そのほか約300万人がレイオフ(一時解雇:ERTE:今回特別に中央政府から給料の70%が給付される。)の影響を受けている。

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