スペイン通信社がクルサック事件に関する強制捜査に対し訴え出る

スペイン通信社エウロパプレスがバレアレス諸島高等裁判所のクルサック事件に関する強制捜査を受けた件で違法であったとし裁判所に訴え出る構えを示したことが分かった。

これは、同通信社バレアレス諸島支社に勤務している記者に対し、同高等裁判所がクルサック事件に関する情報を提出するよう求めたが、記者は同社の担当弁護士を通すよう要請。 結局捜査官らは同記者のパソコンなどを押収した。

クルサック事件とはマヨルカ島、イビサ島等を中心に、多くの警察、政治家らを巻き込んだ大規模汚職事件で、現在も裁判中。

事件の中心人物は”バルトロメ・クルサック”通称「トロ」。

同地域では夜の帝王としられ、過去20年間にわたってクラブなどを取り仕切ってきた。 警察や政治家らはトロに対し融通をきかし、ライバル店に対し不利となるような行動をとってきた。 トロはその見返りとして娼婦や違法薬物などを利用したパーティーを開いていた。

被告人は数百人に上ると見られており、トロに対して脅迫、犯罪組織、マネーロンダリング、脱税、未成年者虐待、銃刀法違反など多くの罪に問われているが、現在保釈されている。

一方、現地特派員の情報によると、この一連の汚職事件の逮捕、書類送検などにより同地域に住居を所持していた世界的有名人が相次いでそれらを売却、出国しており、その行き先はメキシコの有名リゾート地とのこと。 ただ、この様な動きとは反対に土地の価格は上昇しており、今年の第一四半期には1平米3,318ユーロで昨年同時期比で7%上昇。 上昇率もマドリードの8.3%に次いで2位。 これは、「憧れのイビサ」に不動産を購入するアジア人が多くいるのではないかと、現地特派員は指摘している。

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