UBERやCabifyなどの運転者付き自動車配車サービス(VTC)に対し規制法を求めるため先週7月25日からバルセロナで始まったタクシーのストライキが、スペインの各地へ飛び火。 マラガ、マドリード、サラゴサ、アリカンテ、ナバーラ、カンタブリア、ログローニョ、バレンシアなどのタクシー組合もストライキを実施。 これにより、バレンシアでは空港に到着した旅行客らが市内中心部に移動できないなど、大きな混乱が生じている。
スペイン国内の各タクシー組合は29日日曜日、VTCに対する一時的なライセンス発効の凍結を求めることが決定。
バルセロナでは25日からストライキが始まり、中央政府勧業省及びスペイン国家競争委員会(CNMC)がカタルーニャ州高等裁判所へのVTCに対する規制凍結解除に関する控訴を取り下げたにもかかわらず、同裁判所はこの規制解除を撤回しなかった。
これに対し「Elite Taxi」を中心としたバルセロナタクシー組合らは、27日に「無期限」のストに突入、マドリードのタクシー組合もこれに呼応した。
これらの抗議運動を受け29日、スペイン各地のタクシー組合もストライキを決行することになった。
この件に関しタクシー組合代表らとスペイン勧業省が本日30日に会議を行う。 この話し合いで解決がみられなかった場合、タクシー組合は国境封鎖も(カタルーニャ州-フランス間)辞さないと発表している。
