カルラス・プッチダモン前州首相被告人ベルギーの「共和国の家」に帰宅 現州首相を含む約200人が出迎え

スペイン最高裁判所から反乱・扇動・公的資金横領等の容疑により「スペイン国内で」逮捕状が出ているカタルーニャ州カルラス・プッチダモン前州首相被告人は28日土曜日、一時逮捕されていたドイツから、カタルーニャ州の独立推進本部で同被告人の滞在先でもある「共和国の家」があるベルギー・ワーテルローに到着、キム・トーラ現州首相を含む200人余りが出迎えた。

「共和国の家」(casa de la República)に戻ったカルラス・プッチダモン前州首相被告人はキム・トーラ新州首相とともに記者会見を開き、2017年10月1日に憲法裁判所の停止命令を無視して行われた、カタルーニャ州の独立を問う違法な住民投票の結果を現実のものとすると宣言した。

記者会見の中でプッチダモンは「(独立への)道が長いか短いか。 単純か複雑か。 そのようなものは問題ではない。 道があるということが重要だ。」「そしてその道は終わりがあり、終点は良いものである。 なぜならキム・トーラが言った通り、我々には正しい歴史が味方しているからだ。」などと語った。

プッチダモンはフィンランドでの政治的な活動後ベルギーに渡航中(帰国中)、途中のドイツで身柄を当局により拘束され、すぐに最高裁パブロ・ヤレナ判事が欧州逮捕状を発布。 ドイツの地方裁判所で身柄引き渡しに関する判断が待たれていた。

その後ドイツ地方裁判所は、独立運動などでそれ相応の暴力行為が見られなかったという理由から、プッチダモン被告人には「反乱」の容疑は認められないとし、スペインへ「公的資金横領の容疑」のみで身柄を引き渡すことを決定していた。

この結果、プッチダモン被告人がスペインに引き渡された場合、スペイン国内では「公的資金横領」の罪状のみ問われるため、刑期が大幅に減少するほか、主犯格である前州首相が「反乱」の容疑で裁かれないにもかかわらず、国内で逮捕拘束されている独立を推進していたほかの州政府元政治家らに対し「反乱」の容疑で裁判を行うというねじれ現象が生じてしまうため、パブロ・ヤレナ最高裁判事は、同被告人に対する欧州逮捕状を撤回、あくまでスペイン国内で「反乱・扇動・公的資金横領等の容疑」で裁判を行う構えを示した。

この結果、ドイツ当局は没収していたスペインパスポートを同被告人に返却、ベルギーに渡航することができたため、今回「共和国の家」に戻ることができた。

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