10-O マリアノ・ラホイ首相が憲法155条の正当性を説明

マリアノ・ラホイ首相は11日、下院議会に出席しカタルーニャ州の独立問題に関して公式声明を発表、憲法155条を適用するための道筋を開いたことを明らかにし、その正当性を説明した。

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マリアノ・ラホイ首相は11日、最大野党スペイン社会労働党ペドロ・サンチェス幹事長(10日未明)、連立与党市民党アルベルト・リベラ党首と会談後、緊急閣僚会議を開催、その後下院議会に出席し、10日に行われたカタルーニャ州知事カルラス・プッチダモンの10月1日に行われた違法な住民投票の結果を踏まえた「独立宣言のような宣言」に対し、「彼の公式的な立場を利用し、不服従(クー)、スペイン国憲法、統一スペイン、カタルーニャ州法、そして何より(各民族の)共同統治に対する非常に危険な攻撃を侵した。」とし、自治権をはく奪することを規定した、憲法155条の適用への道の正当性を説明した。

首相は声明の初めに、憲法155条に記されている、州知事に対し不服従を停止するよう要請する公式書簡を送付したと言明した。


憲法155条には、自治州が憲法155条とは、自治州の活動を監視するための憲法で、その適用条件は2つ

  •   自治州が憲法、もしくはその他の法律に基づく義務を満たしていない場合。
  •   自治州の行為が、スペイン国の利益を著しく侵害している場合。

 

中央政府は何が出来るのか。

  • スペイン中央政府は、州知事に対し現在行っている行動を辞めさせるために、まず「通告文」(Requerimiento)を送らなければならない。
  • この「通告文」(Requerimiento)が無視された場合、中央政府は「強制的」にその行動を制することが出来る。

ただし、国会で過半数の承認を得る必要がある

今のところ憲法155条を適用されたことはない。


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声明の中でラホイ首相は、「今我々が目にしている劇的なものは、法を犯したことによる「混乱」「カタルーニャ州住民間の亀裂」「企業の脱出」だ。」と州政府を批判した。「法律とは、文明的に生活を送ることを約束させ、全ての市民の権利を保護する者であり、弱きものを守り、(各民族間の)共同統治を調和させるための範囲を限定させるものだ。 もし法を犯せば、横暴さが勝利し、虐待と不公平さへの道が開け、権利は踏みにじられ、融和は消え失せてしまう。」と、州政府の行動を批判した。

因みに今回の「通告文」(Requerimiento)への返答のタイムリミットは月曜日10時まで。 それまでに独立を宣言したのか、していないのかを言明しなければならない。

また、首相は法律の枠組内に戻るのであれば(独立を目標とするのでなければ)公共サービス、財政、自治権、連帯、計算書の提示に関して対話する用意があると言明した。

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