州政府内務省フォルン「モススダエスクアドロ自治州警察への国家の干渉」として協力を拒否

カタルーニャ州政府ホアキン・フォルン内務大臣は23日、同州上級検察官が発表したモススダエスクアドロ自治州警察が、憲法裁判所が違憲判断を下している独立を問う違法な住民投票(1-O)阻止のため、グアルディア・シビル警察と国家警察(ポリシア・ナショナル)に協力するよう命令を下したことに対し「中央政府は諸手続きを超えた州警察への国家の干渉である」とし、これを拒否する構えを示したことが分かった。

 

カタルーニャ州では23日、実施が迫った1-Oを阻止するため、州上級検察官が消極的な捜査をするモススダエスクアドロ自治州警察に対しグアルディア・シビル警察と国家警察(ポリシア・ナショナル)に協力するよう命令書を通達、8月に起こったカタルーニャ州同時多発テロで、内務省が3警察の捜査体形を掌握したときと同じように、今回も「実質的に」中央政府内務省がモススダエスクアドロ自治州警察の指揮権を得ることになる。

 

これに対し内務大臣は記者会見を開き、「中央政府は政府高官を通じて、カタルーニャ州警察の活動を支持しようとしており、これは容認できない事実。」と語り、中央政府内務省の指示に従わない旨を言明した。

 

また、同記者会見でフォルン州内相は、トラペロ警察長官は「州警察はスペイン中央政府代表(グアルディア・シビル警察、国家警察(ポリシア・ナショナル))への協力をしかねる。」と語ったと説明した。

 

モススダエスクアドロ自治州警察は、9月20日の不服従の疑いによる一斉検挙に対する抗議活動で、グアルディア・シビル警察や国家警察(ポリシア・ナショナル)らとの協力体制が不十分で、独立賛成派のデモ集会に対しても消極的な活動を行っていたと指摘されていた。

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