スペイン初のユニクロが明日開店 11月9日を目処に二店舗目もバルセロナ、そして今までの軌跡

スペインで「日本のザラ」、「日本のアマンシオ・オルテガ」と言われている「ユニクロ」、「柳井 正」は明日、ついにスペイン全土に展開する戦略的フラグシップ店を、『来月1日にスペインから独立分離を問う違法な住民投票を控えたカタルーニャ州の州都』バルセロナにオープンする。 開店時間は9月20日10時。

 

このフラグシップ店はバルセロナの一等地であるパセッチ・ダ・グラシア(パセオ・デ・グラシア)18番に位置し、通りを挟んでザラの大型店舗がある。

 

売り場面積1,730平米を誇るバルセロナ店は、従業員を120人雇用した。

 

現在ではスペインのメディアによる「日本のザラ」という表現は、その企業規模のみを指すに至っている。 というのも、ザラはその服の寿命が短く、デザインを一週間以内の単位で変えていくことで大量消費、大量生産を行っていることに対し、ユニクロはその生地の丈夫さや、高い裁縫技術、ヒートテックシリーズに代表されるようなハイテク生地などを用いて長い間服を愛用することを目指している。 (筆者の購入したザラ製品では、生地よりもチャックが一番最初に壊れる。 世界のYKKを使えばさらに寿命は延びるだろうが、ザラはそれほどの技術と寿命は必要としていないとのこと。)

 

ユニクロスペイン第一号店が開店するにあたり、イギリスのデザイナーJW Anderonと、フランスのイネス・ド・ラ・フレサンジュらとコラボレーションし、新作コレクションを発表した。

 

明日の開店記念として最初の客者らにはカシミアのスカーフ、バルセロナ店舗開店記念特別限定バッグがプレゼントとして用意されている他、元バルサの選手カルレス・プジョルやベロニカ・ブルーメなどの有名人が挨拶してくれる予定。

 

スペイン・ユニクロ・オペレーションディレクターのコバヤシ・コウスケ氏が地元新聞エル・ペリオディコに語ったところによると、「スペイン全国で多くの店舗を開店していきたい。 マドリードも目標だ。」とのこと。 同紙によると、今年11月9日にバルセロナの再開発地区で(以前バルセロナ水道局が入っていたアグバルビル周辺に)2店舗目をオープンする予定とのこと。

 

順風満帆に見える今回のフラグシップ店開店ではあるが、「スペインのアパレル業界に激震を起こすといわれているユニクロがバルセロナにフラグシップ店を開店」という記事がスペインの地元紙を賑わせていたのは2013年頃まで遡る。

 

当初ユニクロは、バルセロナのカタルーニャ広場を目の前に臨む、アップルストア横のカハ・マドリードとバンキアの元オフィスに店舗を構える予定であったが、このバルセロナの最高の物件は最後の最後で同じアパレル企業Desigual社の手に渡ってしまった。

 

その後2年間スペインで最初の店舗に最適な場所を探すことになる。

 

2015年1月26日にスペインの企業系情報サイトに掲載された情報によると、マドリードのプエルタ・デ・ソル北側、フェンカラル通り45番のフェンカラル市場が、スペイン国内の投資家に2200万ユーロで売却されショッピングセンターとして改装される際、このショッピングセンターに入居するのではないかと報じられていた。

 

その後2015年5月14日にエル・コンフィデンシャルメディアに報じられたところによると、フェンカラル市場の立地はユニクロが期待していた条件と合致するものの、当時は5つ星ホテルなどが立ち並ぶグランビア通り10番地から80番地辺りを調査していたとのこと。

 

その後、エクスパンション紙により、2015年7月3日、現在のユニクロ・バルセロナ店舗に開店すると報じられる。 しかし、当時バルセロナ市ではアダ・コラウ市長が急増する観光客から現地住民を保護するため、ホテルなどの営業許可証発行凍結の政令出しており、ユニクロも市役所に営業許可の申請を行っていたが、初めのうちは営業許可が出されていなかった。

 

このように、1平米当たり80ユーロの家賃とエル・コンフィデンシャルが報じているスペイン第一号店が明日ようやくオープンする。

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