スペイン イスラエル政府が在スペイン大使に帰国命令を発出

現在緊張状態が続くスペイン政府とイスラエル政府間で新たな展開が発生、スペイン政府への抗議を示す態度として在スペイン・イスラエル大使を一時的に本国へ帰還するよう命令したことが分かった。

イスラエルのエリ・コーエン外務大臣はXで、「スペイン政府首脳の不当な言葉を受け、イスラエルのスペイン大使ロディカ・ラディアン・ゴードンをエルサレムでの協議のために呼び戻すことにした」と発表した。 これを受け同大使は数日以内にイスラエルに向かう予定とのこと。

これは、スペイン国営放送TVEのインタビュー番組でペドロ・サンチェス首相が「友好国もお互いに正直であるべき」と述べ、ハマスのテロ攻撃を非難したのと同様に、イスラエルに対しても、その反撃が国際人道法に則っているべきだと主張したため。

事の発端は、先週サンチェス首相がイスラエル訪問を終えた際、「テロリズムを支持する」と考えられる発言をしたとして、在イスラエル・スペイン大使を呼んで厳重に抗議したことに由来する。 その後、政府当局によると、計4回にわたってイスラエルはスペイン大使に抗議したとのこと。

スペインはサウジアラビア王国に武器や高速鉄道網などを輸出している。

また、中道左派PSOEと左派SUMARの間では、ペドロ・サンチェス首班選出合意案の最終項目に、「なるべく早くパレスチナを主権国家と認めること」が盛り込まれている。

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