スペイン 2022年の平均月収2,128ユーロ 全体の30%は1,440ユーロ以下

スペイン統計局(INE)が発表したところによると、2022年のスペインにおける平均月収が2,128.40ユーロで、6年連続で増加、昨年と比べて2.4%増えたことが分かった。

INEは国内全ての労働者17,131,600人を対象に調査した。

全体の約40%となる、約680万人が月収1,440.10ユーロから2,373.70ユーロの月収で、全体の約30%となる約514万人は月収1,440ユーロ以下となっていることが明らかになった。

また、170万人は月収3,629ユーロ以上稼いでいることも分かった。

セクター別にみると、家事手伝いなどのセクターで平均月収が981ユーロ。 飲食業が1,389.90ユーロ。 農業で1,477.30ユーロ。 

一方、情報処理2,940.60ユーロ。 金融・保険で3,393.70ユーロ。 電気・ガス事業で3,498ユーロとなった。

自治州別にみると、一番高い平均月収を記録したのは、バスク地方で2,545.80ユーロ。 マドリードで2,381.30ユーロ。 バレアレス諸島で2,311.70ユーロとなった。 一方低かったのは、ムルシア州1,876.40ユーロ、カナリアス州1,869.30ユーロ、エストレマドゥーラ州1,845.30ユーロとなった。

ここで気を付けなければならないのは、スペイン法律では月収は14か月で計算されているということ。 8月と12月に2か月分の給料がでる。 

しかしながら、企業によっては8月と12月の人件費が跳ね上がるため、2か月分を12で割り、各月に上乗せして支払われることがある。 

つまり、例えば手取り1000ユーロを12回もらっているとしても、月収は1000ユーロとは言えない。 なぜならば、この時の年俸は12000ユーロ。 これを14で割るので、月収は約857.14ユーロとなるため。

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