スペイン 首相選出議会始まる 消費税免税期間延長などを発表

スペイン社会労働党(PSOE)ペドロ・サンチェス党首の首相選出を問う議会が下院議会で始まった。

議会でペドロ・サンチェス党首は「国民は『高い生活コスト』に直面している事を『認識』しているとしたうえで、スペインはヨーロッパ連合の大きな経済の中で『最も成長している国であり、欧州圏で最も低いインフレ率を記録』している」と協調した。

その中で更に国民の生活を守るため、付加価値税(IVA.消費税)の減税および免税を来年の6月まで延長すること、および来年1月から24歳までの若者および失業者を対象に公共交通機関の無料化を発表した。

一方、注目される恩赦法に関しては「Las circustancias son las que son」(状況はそのようなものだ:カタルーニャ州を取り巻く政治的軋轢はそのようなものなのだから、そのように我々も対処せざる負えない(受け入れざる負えない))と発言し、「完璧に合法であり、合憲である」と発言した。

下院議会で行われる首相選出投票は明日夜もしくは明後日に行われる予定で、今週末にはペドロ・サンチェスが首相に選出されることがほぼ確定している。

恩赦法に関して、右派で第一党の国民党は上院議会で絶対過半数を獲得している為、恩赦法を阻止する政治工作が行われ、下院議会で承認されたとしても上院議会で否決され、差し戻される可能性があると報道されている。

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