スペイン Palacios alimentacion製ジャガイモ入りトルティーヤ自主回収へ ボツリヌス菌か

地元メディア報道によると20日、食品企業のPalacios alimentacionが自社製パッケージ商品のジャガイモ入りトルティーヤを自主回収すると発表したことが分かった。 これは、この製品の摂取と全国各地でのボツリヌス菌中毒の数例が関連しているとされたため。

同社はこの製品をLidel,Carrefour,El CorteIngles,Consum,DIA,Ametller,Eroskiなど、異なるスーパーで異なるブランド名で販売されており、「予防措置」として回収を行い、製品を購入した人々に返品を呼び掛けている。

食品安全当局は今週、ボツリヌス中毒の4例と可能性のある2例を確認しており、少なくとも2人が集中治療室に入院、いずれも数日前に同社のトルティーヤを食べていたとのこと。

カタルーニャ州公衆衛生機関によると、「製品やプロセスのいずれにも原因と結果の関連が確認されていない。」とのことだが、製造企業との協力の元調査が続けられている。

一方、スペイン食品安全機関(AESAN)は、全ての利用可能な情報を地方自治体に提供し、関連する製品の分析を行うよう依頼している。

ボツリヌス菌の中毒症状は夏季によく見られ、気温の上昇が原因とされている。 報道によると、ボツリヌス菌による中毒症状のリスクが高い商品として、自家製の野菜、缶詰、ハムやソーセージなどの加工食品、レイ君された魚、真空パックの製品、ハーブや香辛料で風味づけされた油などがあるとのこと。 これらは軽度の保存処理が施された製品で、モヤシ、キノコ、ほうれん草などの酸性の低い食品によく見られると報道されている。

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