スペイン 総選挙前2大党首討論番組 視聴率46.5% 約590万人が視聴

Barlovento Comunicacionが発表したところによると、昨日行われた与党左派スペイン社会労働党(PSOE)党首ペドロ・サンチェス首相と野党第一党国民党(PP)党首アルベルト・ヌニェス・フェイホー氏の一騎打ち討論場組で、視聴率が46.5%、約590万人が視聴したことが分かった。

瞬間最高視聴率は22時45分の、両者がお互いの顔を見合っている場面で、47.8%、640万人が視聴していたとのこと。

総選挙前に行われる2大政党の党首による討論番組は伝統的なものとなっており、過去最も視聴者が多かったのは、2008年2月25日のサパテロ(PSOE)VSラホイ(PP)の59.1%で、約1300万人が視聴。 

昨日行われた討論番組の視聴者のうち、ガリシア州が最も高く58.2%で約494,000人が視聴。 次いでカスティーリャ・イ・レオンが57.2%で約332,000人が視聴。 最も低かったのがカタルーニャ州で36.8%で約688,000人が視聴。

今回の2大政党党首討論番組では、事前にCISによる世論調査の発表と前回の統一地方選挙により、PSOEが勢いを失っており、PPが支持率を大幅に上げていることが明らかになっていることから、ペドロ・サンチェス首相が討論番組でどのように巻き返せるかが焦点となっていた。

討論でフェイホー(PP)党首は「あなたはEU全体で最も債務を増やした首相です。 ほかの国の2倍以上です。」「あなたが首相を退いて、私たちに問題を残すでしょうね。」と発言。 

ペドロ・サンチェス首相は「スペインの銀行救済措置により、580億ユーロの負担が掛かった。 そのうち90億ユーロがガリシアの銀行に割り当てられた。」と非難したが、フェイホーは「カハ・マドリードの役員がガリシア州首相に教訓を語るのですか?」と反撃した。

また、PPがPSOEがBilduと連立を組んでいたことにも非難を浴びせた。

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