スペイン ついに外国人登録用オンライン予約を不正に取得し再販していた犯罪グループを摘発 69人を逮捕

外国人登録証等を申請するためのオンライン予約を不正に取得し、転売していたとしてスペイン国家警察は12日、スペイン全国で69人を逮捕、29人を捜査していることが分かった。

これは、スペイン国内において外国人在住証明書などを申請等を行うため、オンラインで予約が必須となるが、その予約が中々取れないため、オンラインボット等を利用した仲介業者などがオンライン予約を30~200ユーロで違法に販売していたことが発覚し、国家警察が全国で一斉検挙を行った。

地元報道によると、この様な仲介業者はオンラインで人がボットを判断する「Captcha」を回避できるボットを利用、さらに、IPアドレスを偽装するためにVPNを使用し、定期的に自動的にIPアドレスを変更し、効率的にオンライン予約を不正に取得し転売していたとのこと。

警察当局ははじめ証言などを元に、バレンシアとバルセロナで家宅捜索を実施、合計4件で多くの情報処理機器、書類、現金206,950ユーロを欧州、組織の主要メンバー4人を逮捕。

その後の捜査で犯罪グループの存在が明らかになり、マドリード、アルバセテ、アリカンテ、アルメリア、バダホス、バルセロナ、ビスカヤ、ブルゴス、カディス、コルドバ、バレアレス、マルベーリャ、ムルシア、タラゴナ、テネリフェ、トレド、バレンシアで合計69人が逮捕、マドリードとカディスで25人が捜査対象となっているとのこと。

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