ペドロ・サンチェス首相は24日午後、記者会見を開きウクライナへ侵攻したロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対して受け入れられない軍事介入であり、国際法を破っているとし強く非難した。また、この軍事行動により、スペインおよび全ての欧州連合各国は経済的、特にエネルギー問題に直面するだろうと発言した。
サンチェス首相は首相官邸で記者会見を開き、プーチン大統領に対し、「現在ウクライナで行われている主権及び領土への違法な侵略行為を直ちに中止するよう」求めた。 また、「スペイン政府は国際法を遵守し、平和を取り戻す事に努め、紛争が起こっている地域と結束するだろう」と発言、ミンスク合意を遵守し、ノルマンディーフォーマットに則って会談を再開するよう求めた。
在ウクライナスペイン人に関して首相は、現在連絡が取れている状態で、状況が許す状態となれば同国からの脱出に関する情報を提供していくとのこと。 また、在ポロニアスペイン大使館も援助する予定。
報道によると、現在東ヨーロッパにスペイン軍人約600人以上、スペインユーロファイター4機、フリゲート艦「Blas de Lezo」、掃海艇「Sella」等がNATOの哨戒任務に当たっているとのこと。