昨日報じたようにスペイン憲法裁判所は14日水曜日、3月14日から実施された警戒体制発令に伴う外出禁止令(ロックダウン)が憲法違反であったと判断したことが明らかになった。 因みに憲法裁判所に訴え出たのは極右会派VOXで、与党左派PSOEの失策を追及する形となった。
地元紙地元メディアが報じたところ、ある裁判所情報筋によると、今回の違憲判断により昨年3月14日から外出禁止令等で罰金刑を受けた市民は、それが無効となる可能性があるとのこと。 また、無効となり、罰金が帰ってくるには再審請求を行わなければならず、行政が自動的に罰金を返金する可能性はないだろうと明かしている。
更に同じ情報筋によると、違憲であっても政府が行ったロックダウンにより被った資産(patrimoniales)の被害に関する裁判は行えないだろうと付け加えた。
ただ、現在は憲法裁判所で6対5で違憲判断がなされたことが明らかになっただけで、各専門家らが判決文を精読し、罰金の返還が法的に可能かどうか判断する。
カタルーニャ州政府は15日に記者会見を開き、現在憲法裁判所の判断を元に罰金の返還を行うかどうか検討中と発言した。