スペイン 夜間外出禁止令発令中 一部地域で飲食店内での飲食禁止「要請」を発表

新型コロナウイルス感染拡大に関する中央政府保健省と各自治州政府の感染拡大抑制政策を取り持つ公共健康委員会(La Comision de Salud Publica)は26日、新型コロナウイルス感染拡大抑制政策に関する新たな要請(Recomendacion)を発表、感染危険度が「高い」もしくは「とても高い」自治州に対し、飲食店内の利用を禁止する「要請」を発表したことが分かった。 この新しい要請は今週中央政府と各自治州政府が話し合いを続け、昨日大筋で合意に至ったため、本日発表された。

今回発表されたのは、「COVID-19信号」(Semaforo Covid-19)という文書で、昨年10月22日から更新されていなかった。

感染危険度は1週間と2週間のおける人口10万人に対する感染者数や、病院の病床数の占有率などから決定される。

発表によると、感染危険度が「高い」と「とても高い」に属する自治州に対し、バルやレストランの店内での飲食を禁止する「要請」が明記されており、これに該当するのはマドリッド、カタルーニャ州、バスク州、メリリャ自治都市、セウタ自治都市が対象となる。

今回の発表で、主な変更点は以下の通り。

テラス席
感染危険度 レベル1
 15人→10人
レベル2
 10人→6人
レベル3
 6人→6人
レベル4
 4人→4人
感染危険度 MAX (2週間で、人口10万人に対し感染者が500人を超える場合)
 閉店

店内などの閉鎖空間
感染危険度 レベル1
 15人→10人
レベル2
 10人→6人
レベル3
 6人→4人
レベル4
 自宅でも4人まで

今回発表された新たな「COVID-19信号」を元に各自治州政府は各州内での感染拡大抑制政策を実施していくことになる。 そのため、直ちに店内飲食禁止となることはないが、飲食経営者は州政府の発表を注視する必要がある。

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