スペイン中央政府は20日、6歳以上の市民を対象に公共の場などでのマスク着用を義務化する政令を発表した。
スペイン中央政府厚生省が発行した官報(BOE 5142/SND/44/2020)によると、非常警戒体制期間中6歳以降の市民は以下の場合にどのような種類のマスクでも良いので着用するよう義務化した。
-2メートル以上のソーシャルディスタンスが確保されない場合の屋外
-屋内の共有スペース(自宅以外の屋内、店舗、タクシーを含む公共交通機関等)
また、以下の場合はマスク着用が免除される
-マスクを着用することにより呼吸困難となる者
-正当な理由によりマスクを着用が健康を害する場合もしくは代替器具の仕様
-マスクを利用することができない活動を行っている者
-不可抗力により使用が不可能の場合
非常警戒体制は6月7日まで延長される模様。
因みに、19日に行われた記者会見で、シモン対策本部長は「2月からマスク着用義務化できなかったのは、世界で中国が主なマスク輸入先であったが、当時マスクの輸入が困難で、市民に供給できる状態ではなかった。」と発言している。