武漢新型コロナウイルスが感染拡大するスペインで27日、スペイン内閣はコロナウイルスの影響により従業員を解雇することを違法と決定した。
スペイン中央政府労働・経済社会ヨランダ・ディアス大臣は27日記者会見を開き、不可抗力、経済的理由、組織的理由、技術的理由、生産的理由(つまりコロナウイルスの影響で)で従業員を解雇するこを違法としたと発表した。
ヨランダ大臣によると、この政令は本日から発効される。
会見の中で大臣は「この危機を利用して従業員を戒告すことは何人たりとも許されない。」と語気を強めた。
このほか、ERTE(レイオフ)に関して、企業が申請しやすいように、申請手順を簡略化。 従業員の名前、DNI(NIE)、給与額、銀行口座番号のみでレイオフが可能とした。 しかしながら、このような特別措置を利用して違法に救済措置を受け取っていないかどうか(例えばレイオフで給与額を多く見積もり、余分に国から受給する等)、危機後見直しを行う予定で、発覚した場合は1センティモまで返納してもらうと発言した。