カタルーニャ州議会が本日可決した「民族自決権を具体的な方法で行使及びカタルーニャ州住民の意思を尊重する法案」の顛末

11月12日カタルーニャ州議会は「民族自決権を具体的な方法で行使及びカタルーニャ州住民の意思を尊重する法案」を可決、間もなく憲法裁判所が凍結命令を出した。

この件に関し、独立派市民らは「州議会で決定した正当な法律が、また中央政府によって抑圧的に阻止された。 横暴である。」などとして、カタルーニャ州各地やフランス国境付近の高速道路を封鎖している。

事の発端は10月29日、反体制・反資本主義を標榜する人民統一候補(CUP)が議会事務局に「民族自決権を具体的な方法で行使、及びカタルーニャ州住民の意思を尊重する法案」を提出。

憲法裁判所は、自治州議会において、憲法違反である法案を議会で審議するために議会に提出することを許可した事務局も刑事責任を問われると警告した。

ペドロ・サンチェス前首相はこの法案を、憲法違反の疑いがあるとして憲法裁判所に審議を差し止めるよう訴え出た。(報道によると、このようなことが10月から10件ほど起こっているとのこと)

カタルーニャ州議会は、憲法裁判所での審議結果がでる前に議会で投票を行いたかったため、予定より繰り上げて審議入り。

これを受け、憲法裁判所も予定を繰り上げ9時30分から審議入り。

議会では、カタルーニャ州市民党カルロス・カリソサ党首が「憲法裁判所から通知は来ていないか?」と議長に質問があったが、ロジェール・トレント州議会議長は「何も受け取っていない。」と答えた。

結果、決議が行われる際、反独立派であるカタルーニャ州社会党、国民党、市民党の議員らは憲法違反である法案に関して決議を行わないとして議会を退出。 独立派JxCAT、ERC、CUPが賛成票を入れ 賛成61票 反対0票 棄権8票 無投票21票 となり法案が可決した。

憲法裁判所はこの法案が可決する間際に、電子メールで凍結命令を送信していたが、容量が大きかったため、結局可決した3分後に当局に届いたということが地元メディアの報道により分かっている。

この件に関し、スペイン検察はカタルーニャ州検察に対し、CUPの法案を議会で審議することを許可した件で捜査を開始するよう要請した。

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