スペイン 夏時間への移行は3月31日 睡眠時間は1時間減少

スペイン政府イサベル・セラー官房長官は22日、毎週金曜日に行われる閣僚会議後の記者会見を行い、今年も夏時間に移行することを発表したことが分かった。

セラー官房長官によると、「スペインは30年以上にわたり、ドイツの標準時間に合わせるように、夏時間を採用してきた。」などと語り、今年も例年通り夏時間を採用すると発表。

一方、欧州委員会は今年の夏時間を最後に夏時間の採用を撤廃する意向を示していたものの、欧州議会は2021年まで撤廃に伴う影響などを調査するため延長することを要請。 また欧州連合加盟国は2020年4月までに、夏時間か冬時間のどちらかを採用するかを最終的に欧州連合に通達しなければならない。

因みにスペインの標準時間に関して、日の出と日の入りが他国より1時間から3時間ずれている理由は、マドリード大学のホセ・マリア教授によると、第二次世界大戦時、欧州大陸の国々はドイツの爆撃機や軍の任務などの理由からベルリンの時間に合わせていた。 大戦後、イギリスやポルトガルなどは標準時を戻したが、スペインではフランコ独裁政権時に標準時を戻さなかったと説明している。 従って、日の出日の入りを鑑みた標準時間は、イギリス、ポルトガルに合わせるべきであると、同教授は指摘している。

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