スペイン地元メディアの報道によると、欧州連合専門機関の一つ、欧州空港安全機関(EASA)は12日、エチオペアでの墜落事故を受け、欧州連合でのボーイング737-8MAXと737-9MAXの飛行を一時的に中止する決定を下したことが分かった。
これにより、12日から欧州連合内ではボーイング737MAXシリーズ機の発着が不可能となる。
欧州空港安全機関が発表したところによると、今回の措置は乗客の安全を保障するための必要な措置として、一時的に欧州連合内での発着を見合わせるとのこと。
先週日曜日Adis Abeba近くで発生した墜落事故で乗客乗員157人全員が死亡したことを受け、英国、フランス、イタリア、オーストリア、オランダはすぐに同機体の飛行中止措置を取っていた。 ボーイング社は2019年2月まで、737MAXシリーズを376機販売している。
スペインでは同機体を保有している航空会社は今のところないが、Air Europaは20機を発注していた。 また、ノルウェー・エアシャトルは所有する737MAX18機の運用を中止。 同社は来年から2024年までに12機を発注している。 さらに、TUIグループは所有機体を刷新するため、72機を発注。 現在14機を運用しているが、今回の事故を受け運用を中止している。
現在737MAXシリーズを多く所有しているのはサウスウエスト航空で31機。 次いでアメリカン・エアラインが24機所有してる。