横山氏は福島にある安洞院というお寺の住職で、2011年の東日本大震災の際に多数の被災者の救助や避難活動、また避難先としてお寺を解放して被災者と深く関わってこられた方です。
普段は住職のほか非常勤の研究員として出版や企画、外部イベントとの協働、若者や外国人向けの禅イベントなどを行い、また地元の芸能を学び未来へ文化を継承していくプロジェクトの一員として活動中。
また、毎年3月11日には福島県の助成事業の一環として安洞院の本堂で鎮魂の芸能の奉納と朗読会を行っています。これは全国から寄せられた震災、命、未来、ふるさとをテーマに送られてきた手紙を文化人や詩人に朗読してもらう内容を毎年続けられています。
http://311inori.net/award/tegami2018.html 今年の3月11日は福島の詩人の和合亮一さんを中心に、全国から募集する「祈りの手紙」の朗読を俳優の紺野美沙子さん、鎮魂の芸能と音楽の奉納を国内外のジャズフェスで活躍中の尺八奏者の中村明一さんとともに安洞院の本堂で行われるそうです。
そしてその中で集まった資金は、震災で親を亡くした遺児や孤児のための福島県の基金「東日本大震災福島こども基金」にて活用されています。
この度、バルセロナの東日本大震災応援グループKorekaraJaponの活動の一環でバルセロナ訪問が決まり、スペイン在住の日本人の皆さんに命やふるさとについてお話をしていただく機会が設けられました。おはなしは非常に興味深く、ちょっと哲学的で、生きていくことや家族について、ふるさとや心の拠り所について、心に染み入るお話が聞けることになると思います。講演は日本語のみで通訳がないので日本人および日本語の達者な方しかご参加いただけませんが、この素敵な機会をぜひ皆さんと共有したいと思います。
日時、2月5日 19:30から
場所、日本語図書室
参加費、会員無料、非会員5€
お申し込みは2月3日まで
saeko@casanipponbarcelona.com
大場さえこまで
横山俊顕住職について詳しくはこちらをご覧ください
http://antouin.com/shunken@antouin.com
