バルセロナ市タクシー組合が実施している無期限ストで、組合代表と州政府らが会議を行い、州政府側はストライキを解除すれば、仮契約から契約履行までの時間15分間を延長する可能性があることを示唆したことが分かった。
今回のバルセロナ市タクシー組合による無期限ストは、VTC(運転手付き配車サービス)とサービス利用者間で結ばれた仮契約から、利用者が車に実際に乗車するまでの時間を1時間とするよう、タクシー組合側が求めたのに対し、州政府側が15分と定めたため。
(つまり、アプリなどでUBERを呼び寄せても、1時間経たないと車に乗車できなくするような法整備をタクシー組合側が求めたが、州政府側は15分とした。)
この措置に抗議するためタクシー組合側は金曜日から無期限ストに突入、グランビア大通りを占拠している。
この状況を打破するため、19日土曜日にタクシー組合代表らとバルセロナ都市圏機構(AMB)代表らと州政府領土・持続可能省のダミア・カルベット州大臣が会議を開き、州政府側から「ストライキを解除すれば15分を引き延ばす可能性がある。」と提案した。
しかしながら19日23時頃、この提案をタクシー組合側は拒否。 無期限ストは続行されることとなった。