現在メキシコ各地でガソリンの供給不足か続き、混乱が生じている。
これは、メキシコ国営石油企業PEMEXの生産していた石油の多くが末端でギャングやシンジケートなどが不正に管理、利益を得ていたことが発覚し、ロペス大統領が軍隊4千人規模で取り締まりに当たった結果、各地で石油の供給が滞ったため。
この混乱によりグアナフアト州では多くの乗用車が石油を求め長蛇の列を作り、金曜日に用意された2万リットルの石油はわずか8時間で枯渇した。
また、ハリスコ州サポパン市の警察では、ガソリンが不足しているため通常の50%のパトロールとなり、治安維持に支障をきたしているとの事。
さらにメキシコシティ近くのバイエ・デ・トルカでは95のガソリンスタンドが閉鎖。
今後ガソリン供給不足による混乱は拡大していくとみられている。