国内外のテロや政治犯、大規模な汚職などを扱うスペイン全国管区裁判所は11日、カタルーニャ州警察モススダエスクアドロのジョセップ・ルイス・トラペロ長官、カタルーニャ州独立推進組織カタルーニャ国民会議(ANC)ジョルディ・サンチェス会長、同じく推進組織Omniumのジョルディ・クイシャルト組長を扇動の容疑で裁判所に16日出廷するよう命令したことが分かった。
これは治安警察が、10月1日に行われた違法な住民投票阻止のためバルセロナで一斉検挙(オペレーション・アヌビス)が行われた9月20日と21日の時に押収した書類などを検証した結果、不服従の容疑で逮捕拘束された容疑者らを自治州警察が助力していたことや、独立を問う違法な住民投票実施に関して、政治的、金銭的にANCやOmniumが深く関与していたことが明らかになったため。