モレノ党首のスタンス

2026年5月15日、アンダルシア州首相選挙を前に、現職のフアン・マヌエル・モレノ党首(国民党・PP)は、極右政党Voxとの連立政権樹立について、「不可能だ」と公に否定しました。モレノ氏は、自身が率いる政府は「穏健な」有権者の支持に依存しており、Voxとの連携は「政権を不可能にする」と述べ、その姿勢を明確にしました。

Feijóo党首の発言と戦略

また、PP党首アルベルト・ヌニェス・フェイホー氏の最近の強硬な発言については、モレノ氏は「彼は彼自身の戦略を、彼が得た情報に基づいて独自に立てている」と擁護しました。これは、フェイホー党首が選挙戦術として、より保守的な有権者の支持を得るために、あるいはVoxとの距離を置くために、発言のトーンを調整している可能性を示唆しています。

日本の読者への解説

スペインの主要政党であるPP(国民党)とVox(ボックス)の関係は、近年、地方政治を中心に複雑な様相を呈しています。PPは中道右派を標榜しますが、地方レベルではVoxとの連立で政権を握るケースも増えています。今回のモレノ党首の発言は、アンダルシア州というスペインで最も人口の多い州の一つにおける、PPの戦略的な立ち位置を示すものです。日本でも、政党間の連携や、支持層の維持・拡大を巡る駆け引きは常に注目されますが、スペインにおける右派勢力の再編と、その中でのPPの立ち位置は、今後のスペイン政治の行方を占う上で重要な焦点となります。

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