スペイン 安川電機がカタルーニャ州バルセロナ郊外ビラデカンス市に新拠点

福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、産業用ロボットなどメカトロニクス製品の製造を行うメーカーで、サーボの外販も唯一行うMotion Control & Roboticsセクターにおいて世界最大規模のサプライヤーである安川電機が、スペインカタルーニャ州バルセロナ郊外ビラデカンス市に新拠点を設置したことが分かった。

12日に行われた式典では、中前 隆博 駐スペイン特命全権大使と佐藤靖 在バルセロナ日本国総領事、バルセロナ政府代表部副代表JosefaBeltran、Carles Ruizビラデカンス市長、カタルーニャ州政府企業と競争力庁AlbertCastellanosのほか、Yaskawa Europe Holding会長兼シニアエグゼクティブオフィサーである、BrunoJ.Shnekenburgerらが出席した。

産業用ロボットソリューション開発と製造において先駆的な存在であるYaskawa Iberiaはこの新しい施設に300万ユーロを投資し、生産拡大、新しい雇用の創出、教育分野の強化を行う計画を立てているほか、2027年までに3000万ユーロに達する生産額を目指し、今後数年間で生産を倍増させる目標を掲げている。

ヤスカワは産業用ロボット及び自動化ソリューションの設計、製造、開発において先駆的な技術企業であり、30年以上にわたって広範なソリューションポートフォリオにより、カタルーニャ及びスペインの産業構造に貢献してきた。

現在自動化セクターが急成長している中、ヤスカワ・イベリアは今後の成長戦略に沿って新しい拠点を設立することでスペインに於ける事業展開拡大を目指すことを決定した。

国際ロボット連盟(IFR)のワールドロボットリポートによると、2022年には世界的に約57万台の産業用ロボットが設置され、産業ロボット設置数は10%の増加、欧州では24%増加しており、スペインは産業用ロボットの設置数が最も多い国の1つであり、今後とも需要拡大が予想されている。

このような背景で新しい拠点は生産能力を3倍に拡大し、2027年までに3000万ユーロのビジネス規模に拡大、従業員数を2倍に増やす予定とのこと。 3.500平米の新拠点には、生産エリアのほか、ショールームや、YaskawaAcademy等も完備している。

YaskawaIbericaのマネージングディレクターであるLaurentBodin氏は「カタルーニャ及びスペインの新しい中央オフィスの開設は、私たちに市場での立場を強化し、より多くのソリューションを要求し、生産プロセスの自動化に投資している産業に応えることができるようになるという意味で、私たちにとって重要な出来事です。」と語っていた。

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