2019年スペイン総選挙期間中に不適切な横断幕を公的施設であるカタルーニャ州庁舎に掲げ、選挙委員会より指摘を受け、結果としてキム・トーラ前首相が罷免されたこと受け、本日行われたカタルーニャ州選挙で、開票率98%の時点で独立反対派左派カタルーニャ社会党(中央政府与党PSOEのカタルーニャ州支部)が前回の17な議席から約二倍となる33議席を獲得した。
PSCは候補者に新型コロナウイルス感染拡大政策を主導してきた元中央政府保健相のサルバドール・イジャを立てて臨み大勝した形。
また、独立賛成派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)は前回とほぼ同じ33議席(+1議席)を獲得した。
一方大敗北を喫したのは独立反対派中道右派市民党で、前回36議席を獲得し第一党に躍り出たが、今回30議席を失う6議席を獲得。 明日緊急幹部会を開催するとのこと。
県別に見ると、リェイダ県でJxCATとERCがそれぞれ5議席を獲得し勝利。 ジローナ県でJxCat7議席を獲得し勝利。 バルセロナ県ではPSCが23議席を獲得し勝利。 タラゴナ県はERCが5議席を獲得し勝利。
カタルーニャ州議会は全体で135議席。 過半数は68議席。
独立賛成派会派の獲得議席数は
ERCが33議席
JxCATが32議席
CUPが9議席
従って独立賛成派会派が連立を組むことにより74議席を獲得し連立与党となる。
このほか注目点としては、既存の右派政党国民党と市民党よりも議席を獲得した極右会派VOXが11議席を獲得し第4党となった。