スペイン地元メディアの報道によると、高齢者や医療関係者が優先的に接種が決められている新型コロナウイルスワクチンで、政治家や政府高官らがこれに従わず接種し、現在までに10人が辞職。 報道ではすでに700人余りが接種した可能性があると報じられていることが分かった。
最も注目されたのは、スペイン防衛参謀本部長のミゲランヘル・ビジャロヤ(Miguel Angel Villarroya)で、新型コロナウイルスワクチン接種が発覚後1月27日に辞職した。
このほか、ムルシア州政府保健相とセウタ自治都市政府保健相らも接種が発覚し辞職。 ムルシア州Molina de Segura市長(PSOE)のワクチン接種が発覚し辞職、アリカンテ県Torreviej市保健局長(IU)も同様の理由で辞職。 さらに、カンタブリア州のプライマリケア病院院長の母親のワクチン接種が発覚。 マヨルカ島の聖職者のワクチン接種が発覚。 報道では、軍関係者、政治家、政府の情報処理局員ら合計700人以上がすでに順番を待たずにワクチンを接種した可能性があると報じた。