スペイン中央政府サルバドール・イージャ保健相は20日、記者会見を開き「マドリッド州の非常警戒体制(estado de alarma)延長はないだろう。」と発言したことが分かった。
マドリッド市を含む州内の複数の地区への移動制限(対象地区内の外出制限はない)に関する法的拘束力として、中央政府が発出した非常警戒体制(estado de alarma)は、今週土曜日に解除される予定。 これに対しイージャ保健相は「21日間におよぶ新型コロナウイルス感染拡大抑制政策により、感染者は減少した。」と語り、非常警戒体制を延長しないだろうと発表した。
このほか、他の欧州国家で実施されている夜間外出制限(Toque de queda)実施に関して、イージャ保健相は「Covid-19の感染拡大抑止に有効な手段である可能性がある。」とし、夜間外出制限は非常警戒体制(estado de alarma)発令が必須となると指摘しながらも、政府として実施する可能性があると発表した。