日経によると、日産のバルセロナ工場(Zona Franca)が閉鎖を計画していることが分かった。
これは、日産が世界的に計画している26億ユーロ規模の予算削減を目指す一環で、新型コロナウイルスによる影響以前より策定されていたものとのこと。
スペインでは年間約55,000台を生産し、ヨーロッパでの生産数の約10%を担っていた。
日産バルセロナ工場は最近、その生産数で工場生産能力を大幅に下回っており、5月にはメルセデスベンツClassXの生産が終了する予定だった。
また、新型コロナウイルスの影響により約7週間工場が閉鎖されていたが、5月4日から生産を再開するも、2日後にダイムラー社に注文していた部品が不足し多くの従業員を自宅に戻さなければならなくなっていた。
このほか、Montcada工場とSant Andreu工場は5月4日より生産台数の減少等で工場閉鎖を危惧し無期限のストライキを行っている。
今後日産はヨーロッパでの市場を縮小し日本、米国、中国を中心に市場拡大を目指すと報じられている。