3月15日に発令された非常警戒体制に基づく外出制限が出ているスペインで5月11日、一部地域を除いて多くの地域で外出制限緩和措置フェーズ1が始まった。
スペイン自営業組合(ATA)が発表したところによると、フェーズ1が始まった地域のうち約60%の商店が営業を再開したとのこと。 また、ATAによると11日から全国の自営業者のうち40%~42%とのこと。
このうち、飲食業ではフェーズ1とフェーズ0を合わせた地域(つまり全国)の飲食店のうち約18%~20%が再開したに留まっているが、美容院は73%~75%と高い水準となっている。
また、不動産関係では、ホテル業界は全体の約3%~5%のみが営業を再開したとのこと。
フェーズ1が始まった地域ではテラス席の一部が開放、友人宅や家族の家に他人と2メートルの間隔を開けることが条件で最大10人まで集まることができるほか、美術館、図書館なども入場制限付きで再開することができる。