武漢新型コロナウイルスの感染が拡大しているスペインで中央政府は25日、中国から4億2300万ユーロ(約520億円)分のマスク、手袋、呼吸器などを購入したことが分かった。
中央政府保健省サルバドール・イージャ大臣は25日記者会見を開き、中国からマスク、手袋、防護服等、早期発見検査装置、呼吸器等を4億3200万ユーロ分の大規模購入計画を発表した。
会見でイージャ保健相は「5億5000万枚のマスクを購入、支払い済みで、8週間にわたってスペインに輸入される。 1100万枚の手袋が5週間にわたってスペインに到着する予定。 早期発見検査装置550万個を3月と4月に到着。 更に、呼吸器950台が4月から6月にかけて到着する予定。」と発言。
スペインではイタリアと共に死亡者数で中国を上回っている。
経済協力開発機構(OCED)が公表している情報によれば、GDP比における医療費は2018年度でスペインが6.2%、イタリアが6.5%だったのに対し、ドイツが9.5%、フランスが9%だった。
また、医師や看護師などの医療関係者の数も、スペインは1000人中30.1だったのに対し、ドイツは71人、フランスは60人だった。