武漢新型コロナウイルスが感染拡大するスペインで中央政府内務省は22日、23日0時から国境を閉鎖し、スペイン国籍および在住許可所持者等しか入国できなくなったことが分かった。
これは、今月16日に発効された陸路での入国規制を空港、港湾まで適用するというもの。
これにより、空路、陸路、海路でスペイン国に入国できるのはスペイン人、スペイン国に居住許可を持つもの、シェンゲン協定国で居住許可を持つもの、越境する必要のある労働者、医療関係者、高齢者介護者、商品を輸送する運転手、外交官、不可抗力で入国するものなどに限られ、旅行者は入国が拒否される。
ペドロ・サンチェス首相は22日に記者会見を開き、現在発令中の非常警戒体制(Estado de alarma)を4月11日まで延長するため、25日に下院議会を開き承認を得るため、各政党代表に理解を求めた。
現在発令されている非常警戒体制(Estado de alarma)は、憲法116条の規定によると、最初に15日間の期限が定められている。 更に延長したい場合は下院議会の承認が必要となる。
従って、今”延長が決まった。”とSNSで言われているが、厳密には25日の国会で”決定される。”(ほぼ決まったといってもいいが。) ペドロ・サンチェス首相は4月11日まで延長する意向を示している。