スペイン中央政府外務省は18日、外国に住むスペイン人に対し自宅で待機するよう要請したことが記者会見の発表により分かった。
地元メディアの報道によると、外国に住むスペイン人は現在約270万人。 また何らかの理由で(旅行など)外国に渡航しているスペイン人は約6万5千人いるとのこと。
外務大臣は在外スペイン人に対し「今はスペインに帰国するときではない。 今いるところで待機するよう。」要請した。 また、帰国したくてもできないスペイン人が多くいることを示唆。 各国の在外総領事館および大使館に連絡を取り、この問題を解決するよう呼びかけた。
大臣は会見で、「(帰国を要望する)スペイン人を帰還できるよう調整中。」と発表。 例えばペルーでは昨日より出国できなくなり、足止めを食らっているスペイン人が多数いるとのこと。 また、この問題に対し外務省は情報提供電話を設置+34913948900。 現在までに2千件を超える問い合わせが来ているとのこと。
一方、日本政府は武漢新型コロナウイルス感染症に関連する入国制限についてのお知らせを発出。 入管法により、マドリード州、バスク州、ラ・リオハ州、ナバーラ州について、入国拒否対象地域に設定。 また、日本人に対してはスペインからの帰国者に対し、14日間の待機陽性、及び日本国内の公共交通機関使用自粛要請が行われる。